以前、鉄の製品をご紹介する記事を書きました。
≫≫【南部鉄器で鉄分補給】キッチンで使用できる鉄製品をご紹介します。
南部鉄器の鉄製品には、いくつかの種類があります。
- 鉄瓶(てつびん)
- 鉄玉子(てつたまご)
- 鉄のフライパン
- 鉄の鍋
今回は、鉄分補給の味方である南部鉄器の製品を、私が買った鉄製品の中でも、南部鉄器のフライパンを改めてご紹介しようと思います。
直径24センチ【南部鉄器】のフライパン
こちらが私が普段から使っている大きいサイズのフライパンです。
直径は24センチくらいで、深さは5センチくらいあります。
蓋もセットで買いました!
買ってよかったポイントは2つあって、
- 大き目のサイズ
- 深さがある程度ある
というところです。
24センチのフライパンの大きさの目安は、食パン1枚を入れてみても、まだ余裕があるくらいです。
このフライパンで、焼き物やチャーハン、シチューなどを作っています。
私の家には魚を焼くグリルがないので、魚もこのフライパンで焼いています。
深さについては、チャーハンを作るときに、ギリギリご飯が外に飛び出さないくらいでしょうか。
パスタも茹でることができますよ。
ただ、このサイズで1人分を作ろうと思うと、少し量が多くなるかもしれません。
私は、料理が残ったらタッパーにストックしているので気になりませんが…。
1人分でも、たくさん作りたい、食べたい、という方には使いやすいサイズだと思います。
鉄のフライパンを使うメリット
- 鉄分が摂れる
- 割れにくい
- 汚れが取りやすい
- こびりつきにくい(たわしでこすると取れる)
- 長く使えるので経済的
- 臭いが取れやすい
鉄分がわずかでも取れるというのは、いちばんのメリットです。
これを目当てに鉄製の製品を使うという方も多いのではないかなと思います。
たとえ床にフライパンを落としたとしても、陶器やガラス製品のように割れることはありません。
ただ、鉄製なので重いのが難点です。
それから、こびりつきにくいというのもメリットの一つです。
私は今までに、テフロン製のフライパンとセラミック製のフライパンの2種類を使ったことがあるのですが、どちらも数年たつと、どんどんこびりつきが取れなくなっていきます。
でも、鉄製のフライパンは、毎回洗った時点でこびりつきがとれるので、数年たっても気持ちよく使うことができています。
もし、こびりついたとしても、タワシで擦ったり、カリカリ削ったりすれば、頑固なこびりつきでも取れてしまうんです。
そういうこともあって、「長く使える製品」だなと思いました。
鉄のフライパンで魚を焼くと必ず臭いが付きます。
そんなとき、フライパンにお湯を浸して、そこに重曹を振りかけタワシででゴシゴシするのですが、残念ながら少しだけ臭いが残ってしまいます。
ですが、数日たつと気にならなくなっています。
あとは、なんといっても鉄のパワーで「食材が美味しく焼ける」ということですね。
南部鉄器のフライパンを使うデメリット
- お手入れが必要
- 重たい
- 熱くなりやすい(取っ手や蓋も鉄の場合)
- 金額が少し高め
南部鉄器のフライパンは、厚みがしっかりあって、どっしりとしています。
手で持ち上げてみると、想像よりもずっと重たいです。
フライパンは、キッチンでもよく使うアイテムですよね。
重いものを持つのが苦手な方にとっては、南部鉄器のフライパンを日常的に使うには、大変かもしれません。
それでも、もし「南部鉄器」のフライパンを使いたいというときには、
- サイズを小さめのにする
- 蓋だけを軽い素材のものにする
というように選んでみるのもいいと思います。
それ以外には、
- 南部鉄器ではない鉄のフライパンにする
という選択もできます。
ただ、こびりつきをゴシゴシ擦ったりと、少しくらい雑に扱ってもフライパン自体が痛むということは、よっぽどなさそうです。
そういった扱いやすさや、頑丈なところは、南部鉄器のフライパンの良さだと思います。
南部鉄器のフライパンはどのくらい重いのか?
南部鉄器の24センチのフライパンは、私の力では片手では簡単に持ち上げられません。
両手でも重いな~って感じます。
長く使うつもりではいますが、筋力が衰えてくる遥か未来のことを想像すると、「これ、一生使えないかも…」と思ってしまうほどです。
また、セットで購入して蓋も、同じくらい重くてびっくりしました。
フライパン自体とフライパンの蓋が、どちらも南部鉄器で出来ていると、重さが増えるということです。
理想としては、フライパンと蓋を一緒に使いたいですよね。
軽さだけを求めるのなら、サイズが小さいフライパンを選べばいいのですが、大きいサイズの南部鉄器のフライパンがほしい場合、先ほど書いたように、
- 南部鉄器を諦める
- 蓋だけ他の素材に変える
という考えをおすすめします。
フライパンの取っ手も熱くなるので厚手のミトンは必須!
持ち手が鉄の場合、必ず手を保護する厚めのミトンが両手分、必要です。
とにかく、やけどに注意!です。
今まで、テフロンのフライパンなどに多い、取っ手が熱くならないタイプのものを使ってきたせいか、南部鉄器のフライパンの持ち手を、うっかり素手でつかんでしまったことが何度かありました。
今でもたまに、素手でつかみそうになり、あっつ⁉ってなることもあるくらいです。
習慣って、なかなか抜けないですね~。
持ち手の他に、フライパンの蓋にも注意!です。
どちらも、鉄でできているので持ち手が熱くなります。
この解決策としては、
- 厚手のミトンなどを使う
- 持ち手が熱を通さないタイプの材質を使っているものを選ぶ
- 持ち手を熱くならないようにカバーを付けるなどの工夫をする
などが必要です。
【南部鉄器】フライパンのご紹介
★【南部鉄器】24cmのフライパン 蓋つき
蓋もセットで買ったのですが、セットだとかなり重たいです。
サイズはちょっと大きめですが、万能なサイズ。
深さもあるタイプ。
★【南部鉄器】24cmのフライパン 蓋なし
★ガラス製の蓋 24cmのフライパンに合う
蓋も鉄で重いのはちょっと…というときは、このサイズにあう素材の違う蓋を選ぶのもいいですよ。
私が前に使っていたセラミック製のフライパンとセットで買ったガラス製の蓋。
軽いので、最近はこっちをよく使っています。
ガラス製で、中身も見えるので料理がしやすいのがいいところです。
ただ、取っ手はステンレスで熱が伝わって熱くなるので、ミトンは欠かせません。
★【南部鉄器】21cmのフライパン 蓋なし
★【南部鉄器】17㎝のフライパン 蓋なし
1人でも便利なミニサイズです。
私はこれと似ているサイズのスキレットを使用しています。
スキレットの記事≫≫手軽に鉄製品を使ってみたいなら小さいサイズのスキレットもおすすめ。
サッとお片付け【南部鉄器のフライパン】
- まず、フライパンにお湯を流しかけながら、タワシでこすります。(洗剤は使わなくても大丈夫です。)
- フライパンは、濡れたままで火にかけます。
- 水分が蒸発すしたら、数分待ち火を止めます。
- キッチンペーパーなどに油をしみこませます。
- フライパンが熱いまま、箸やトングを利用して、フライパン全体に油を塗って完了です。
お湯で流しながら、タワシでこすると、きれいに汚れが取れます。
こびり付きや汚れ、匂いが気になったときは、洗剤の代わりに、重曹を振りかけてからタワシで擦するとキレイになりますよ。
そのあとは、火にかけて水分を飛ばし、最後に油を薄~く塗れば完了です。
油は、ココナッツオイルを使っています。
直接火にかける底の部分は油を塗らないので、少し錆が出てきた部分もあります。
2、3日使いっぱなして放置したこともありましたが、頑固な汚れも、お湯で流しながらタワシでこすったら、ほとんど取れてしまいました。
南部鉄器のフライパンは丈夫です。
南部鉄器のフライパン使ってきて、数年が経ちました。
今でもこびりつきがなく使えています。
そこで感じたことは、
「とても頑丈だなぁ…。」
ということです。
洗うときは、タワシでごしごし強めに洗うのですが、それだけで、こびりついいたものが取れてしまいます。
ときどきしつこい汚れもありますが、ステンレス製の「フライ返し」を使って、擦って取っています。
ステンレス製のフライ返しを使っても、南部鉄器のフライパンには傷が付きにくいことが分かったので、料理を作るときは気兼ねなくステンレス製のキッチン用具を使えるようになりました。
手入れがめんどくさい…とか、重たい…といったデメリットもありますが、南部鉄器のフライパンは頑丈なところが使いやすいので、今は手放せません。
長く使えるフライパンをお探しなら、南部鉄器のフライパンはおすすめです。
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