9月最後の三連休。
長年一緒に居てくれた「ぬいぐるみ」とお別れしました。
「可燃ゴミ」として処分したのではありません。
それが出来ていたら、そもそも悩まないのですが…。
私は、顔があるお人形やぬいぐるみを、そのまま可燃ごみとして捨ててしまうのにはちょっと抵抗がありました。
「手放すときには、お祓いをしてもらいたいな…」
と思っていたのですが、近くに引き受けてくれるところもないし、
「どうしようかな?」
っていろいろ探していたときに、気になる『みんなのお焚き上げ』という名前のサービスを見つけたんです。
今回は、気になっていた「お祓い」と「お焚き上げ」の2つをしてもらえる『みんなのお焚き上げ』のサービスを実際に利用してみた感想を記事にしています。
ぬいぐるみの手放し方について、どの方法がいいのか分からない…って迷っている方も多いと思います。
また、
ぬいぐるみを、神社に持って行ってお焚き上げをしてもらいたいけれど、引き受けてくれる神社が近くになくて困っている…。
そもそも、
「近くに神社がなくて困っている…。」
といった場合にも、とてもおすすめなサービスですね。
もし同じように、ぬいぐるみの手放し方で迷っているのなら、参考になると嬉しいです。
『みんなのお焚き上げ』というサービス
私が利用した『みんなのお焚き上げ』というサービスを簡単に説明すると、
ぬいぐるみやお人形を、箱に入れて宅配便で送ると、提携している神社で「お祓い」と「お焚き上げ」をしてもらえるという内容のサービスです。
運営している会社は、神社と提携しているみたいです。
申し込みなどは運営されている会社が行うようですが、ぬいぐるみを送る先は神社の方で、そちらで「お祓い」と「お焚き上げ」をして頂くという流れです。
実際に近くの神社にぬいぐるみを持って行って「お祓い」と「お焚き上げ」をしてもらうのとほとんど変わりません。
それが、宅配サービスになって遠くに住んでいる方でも利用できるように便利になったという感じです。
今の時代に合った形ですね。
神社に持って行って、お祓いとお焚き上げをしてもらいたいけれど、引き受けてくれる神社が近くになくて困っている…といった場合にとっても助かるサービスだなと思いました。
他にも、ぬいぐるみやお人形だけでなく、お守りやお札なども受付けしています。
注文する申し込みの画面で、何をお焚き上げしてほしいかというものを選べるようになっています。
しかも、取り扱っている種類も豊富です。
もちろん有料です。
郵送する物の大きさ、または、物を梱包する箱の大きさによっても金額は違ってきます。
不安でしたら、あらかじめ料金を調べて検討してみるのもおすすめです。
注文の手順【ぬいぐるみの場合】(スマートフォンで注文の画面)
② ダンボールサイズを選ぶ(お守りやお札の場合は封筒のサイズを選ぶ)
③ 個数を選ぶ
⑤ ダンボールサイズを選ぶ(お守りやお札の場合は封筒のサイズを選ぶ)
⑥ 決済方法選択
あとから、注文した履歴を観ることが出来ます。
私は、ゆうパックで送れるサイズのダンボール「100サイズ」で申し込みました(自分で用意しました)。
ダンボールは自分で用意することもできますが、申し込みの際に注文することもできますよ。
お守りやお札だけという場合は、ゆうパックよりも小さいサイズのものは普通郵便や定形外郵便で送ることが出来ます。
申し込みをする前に、お札などのサイズと厚みを測っておいてから選ぶようにした方がサイズ失敗を防げます。
ぬいぐるみなどの大きいものについても、どのサイズのダンボールに入るのかを知るために、だいたいでいいので測っておくのがいいですよ。
金額は段ボールのサイズによって変わってきます。
詳しくは「みんなのお焚き上げ」公式ホームページをご覧ください。
注文完了後の準備【ぬいぐるみの場合】
⑩ キット(必要書類と伝票と納品書)発送のメールが届く
⑪ キット(必要書類と伝票と納品書)配達完了のメールが届く
⑫ キット(必要書類と伝票と納品書)が一式 ポストに届く
申し込みのハガキの片面には、個人情報を記入します。
もう片方には、ご祈祷の際に読み上げてもらう名前と、お祓いする品物の名前、それからその品物へのメッセージを綴るようになっています。
私も、ぬいぐるみへの感謝の気持ちを思いを込めて書きました。
⑰ ダンボールの上に伝票とお焚き上げのシールを貼る
私は直接郵便局へ持ち込みました。
その後、
⑳ お祓いを行ったという「ご祈祷完了ご報告」のメールが届く(一緒に証明書がメールで届く(希望できる))
ダンボールを持って郵便局へ行く
集荷依頼をすれば自宅まで郵便局の方が荷物を引き取りに来てくれます。
私は直接、郵便局に持ち込みました。
申し込んだ日からキット(伝票や納品書)が一週間くらいで届いたのですが、実際にぬいぐるみを郵送したのは、さらにその一週間後。
なんというか…
実は、申し込む前の半年間くらいずっと、ぬいぐるみを手放すのを迷っていたんです…。
だから、まだ気持ちの整理できていなくて…。
ダンボールは1ヵ月前から用意していて組み立てていたものの、なかなか申し込みをするという行動にも移せずにいました。
勇気を出して申し込みをして、キットが届いた週末、
「うん、来週にもっていこう…。」
って、また一週間遅らせていました。
やっと決意して、感謝の言葉をかいた申込書を封筒にいれ、ぬいぐるみと一緒に持って行ったのが、9月の三連休最初の土曜日です。
郵送局に持っていくとき、ちょっと寂しい気持ちになりました。
スヌーピーが来てから、いろんなことがありました。
思い出がよみがえってきて、なんだか寂しくなりました。
このスヌーピーは、5年以上は家にいて私を癒やしてくれたな~。
お別れって寂しいですね…。
郵便局で荷物を引き取ってもらう間、
「さよなら…ありがとう…」
と、心の中で唱えていました。
ぬいぐるみとの出会い
今まで、ぬいぐるみを集めることとか持つことはなかったのですが、
ふと立ち寄ったリサイクルショップでスヌーピーと出会いました。
抱えられるくらいの大きなヌーピーのぬいぐるみが、なぜだか目に留まったんです。
気が付いたら、自然にスヌーピーのぬいぐるみを手に取っていました。
中古とはいえ、ゲームセンターで取ったと思われるタグがまだ付いていて綺麗な状態です。
買おうかしばらく迷っていましたが、
「今はそういう癒しが必要なんだから、買えばいいよ」
と一緒にいた家族が言ってくれたので、買うことにしました。
その時は、心が疲れていた時期でもあったので、自然とスヌーピーの癒しの力に引き寄せられたのかもしれません。
ぬいぐるみを手放そうと思ったキッカケ
スヌーピーには、長い間ずっと癒されていましたが、整理整頓を本格的にしていくうちに、
今の自分に必要なものと、もう必要ではないものは何かな?と考えるようになりました。
スヌーピーは好きですし、フォルムが可愛いくて見ているだけで癒されます。
今までに、もう十分癒されてきました。
だんだんと部屋の隅っこの方に置いてあることも多くなってきていて、
「これってもしかしたら、スヌーピーのぬいぐるみからの卒業なのかも…」と感じるようにもなっていました。
それでも、過去のいろいろな思い出が詰まっているので、なかなか手放すことに抵抗があって…。
「みんなお焚き上げ」サービスに申し込みを決意するまでに、半年間くらいは悩んでいます。
悩んで悩んで、過去よりも今のことを考えると、もうぬいぐるみから卒業する決心をしてもいいのかなぁと思うようになり、手放すことにしました。
注文から郵送までの手順(ぬいぐるみの場合)をおさらい
ぬいぐるみを手放した手順の流れを簡単におさらいしてみます。
- 公式サイトを開く
- ダンボールサイズを選ぶ(お守りやお札の場合は封筒のサイズを選ぶ)
- 個数を選ぶ
- 送る品物が何か?と、お焚き上げする理由の種類を選ぶ
- 個人情報を入力する
- 決済方法選択
- 配送方法の選択
- 注文確定する
- 申し込み完了メールが届く
- キット(必要書類と伝票と納品書)発送のメールが届く
- キット(必要書類と伝票と納品書)配達完了のメールが届く
- 1週間くらいでポストにキット(必要書類と伝票と納品書)が届くのを待つ
- お焚き上げ供養申し込み書(はがきサイズ)に必要事項を入力して、封筒に入れる
- ダンボールを用意してぬいぐるみを入れる
- ダンボールの中のぬいぐるみのと一緒に申し込み書が入った封筒を入れる
- 伝票に必要事項を記入する
- ダンボールの上に伝票とお焚き上げのシールを貼る
- 郵便局へ集荷依頼の電話をする(営業時間内なら持ち込みも可能)
- お焚き上げの実施予定日を知らせるメールが届く
- お祓いを行ったという「ご祈祷完了ご報告」のメールが届く(一緒に証明書がメールで届く(希望できる))
令和だからこそのサービス。
私は最初、ぬいぐるみを手放すときに、神社に持って行こうかな?
と、考えましたが、電車で行かなければならない場所にしかありません。
車も持っていませんし、そこの神社以外には受け付けている神社はほとんどありません。
最初は、値段がちょっと高いかなと躊躇してしまいましたが、気持ちの区切りとしても良いかもしれないと思い、お願いしようと決めて申し込みました。
ぬいぐるみの手放し方について、どの方法がいいのか分からない…って迷っている方や、
ぬいぐるみを、神社に持って行ってお焚き上げをしてもらいたいけれど、
「引き受けてくれる神社が近くになくて困っている…。」
そもそも、
「近くに神社がなくて…。」
と悩んでいる方にも、
考えてみてもいいのかなぁと思える、おすすめのサービスです。
こういったサービスが出てきたのも、そのような理由で、手放し方に迷っている方が増えているからなのかもしれません。
ちなみに、遠くの神社のお守りなどが手元にあるのですが(頂いたのもいくつか)、いつかその神社に直接お参りして納めに行きたいなと思っています。
お守りなどの扱い方や、自分で出来る浄化やお祓いの方法などを知りたい方に、スピリチュアルカウンセラーの江原啓之さんの本『たましいを癒すお祓いフィトセラピー 』がおすすめです。
私も、この本で知ったことをいくつか実践しています。
こちらの記事の中で本を紹介しています≫≫どうしようもなく心が疲れているときにハーブティーを飲んで心をほぐそう